朝ごはんを食べさせっこしながら、テレビに映る富士山を見て「きれいだね」と目を輝かせた明日香さん。
「今日は休みだよ」と言われたので、そのまま山梨へ向かうことにした。
手をずっと握られたまま、子供の頃の話や、昔つらかったことを3時間近く聞き続けて、清泉寮に着いた頃には、彼女の声が少し優しくなっていた。
寒そうにしていたからジャケットを羽織らせると、「みーくんの匂いがする」と小さく笑って。
ソフトクリームを落としてシュンとしてしまった彼女と半分こしながら食べて、富士山と開国ヶ岳をバックに記念撮影をした。
「このキーホルダー、私だと思って持っててね」
そう言って渡されたストラップを、俺はポケットにしまった。
帰りに富士吉田へ寄ろうか、と話していると、彼女が嬉しそうに窓の外を見ている。
甘えて、笑って、少しだけ寂しそうな顔も見せてくれた一日。
そんなドライブの記録です。

寝落ちしたふりをしながら朝ごはんを注文し、朝になると裸の明日香が近づいてくる
行為が終わったあと、明日香さんは俺の腕の中で安心したように目を閉じた。
小さな寝息を立て始めている。
俺は寝落ちしたふりをしながら、そっと携帯を取り出した。
明日の朝ごはんを注文しておく。
和食と洋食、それにヨーグルトを頼んで、指定の時間に届くようにしておく。
そのまま俺も目を閉じ、彼女の温もりに包まれて眠った。
翌朝。
目を覚ますと、部屋の中は柔らかな朝の光が差し込んでいた。
明日香さんは裸のまま、ベッドの周りをうろうろしている。
髪は少し乱れたまま、無防備な姿で何かを探しているみたいだった。
俺が目を開けると、彼女が近づいてくる。
明日香「もう、ねぼすけさんなんだから~~ごはん、届いてるよ~~」
甘えた声でそう言いながら、俺の上に覆い被さるように近づいてきた。
裸のままの体温が、布団の中に入り込んでくる。
俺「……おはよう。もう届いてたのか」
低い声で返すと、彼女は小さく笑って、俺の胸に顔を埋めた。
明日香「和食と洋食と、ヨーグルトもちゃんと届いてるよ。起きて食べよ?」
俺は彼女の髪を優しく撫でながら、ゆっくりと体を起こした。
朝の光の中で、裸の明日香さんが嬉しそうに微笑んでいる。
昨夜の激しさとは違う、甘くて穏やかな空気が部屋を包んでいた。
朝ごはんを食べさせっこしながら、富士山の番組を見てドライブを決める
朝の光が差し込む部屋で、俺と明日香さんはベッドの上でごはんを食べていた。
和食と洋食、それにヨーグルトが届いていて、互いに一口ずつ食べさせっこしている。
テレビをつけると、山梨の富士山が映っていた。
青空の下に浮かぶ美しい姿に、明日香さんの目が釘付けになる。
明日香「きれいだね~~」
とても興味津々に画面を見つめている。
箸を止めて、少し前のめりになって見ていた。
俺「明日香さん、今日は休みらしいね」
明日香「うん。休み」
俺は微笑んで、テレビの富士山を指差した。
俺「じゃあ、静岡の海鮮丼コースにする? それとも山梨の清泉寮のソフトクリームコースにする?」
明日香「ええええ~どうしよう?」
困ったように笑いながら、俺の方を見てくる。
まだパジャマ代わりの服のままで、無防備な姿が可愛い。
俺「みーくんおまかせコースもあるけど、どうする?」
笑ってそう言うと、明日香さんは少し考えてから、甘えた声で返してきた。
明日香「じゃあ、おまかせしちゃおうかな」
俺は小さく笑って、彼女の髪を優しく撫でた。
朝ごはんを食べさせっこしながら、富士山を見て、休みの一日をどう過ごすか決める。
そんな穏やかで甘い時間が、部屋を包んでいた。
車を取りに行き、山梨へ出発。コンビニで明日香に買い出しを頼む

朝ごはんを食べ終えると、俺たちは自宅から車を取りに向かった。
富士山を見ながらのドライブにしようと決めたので、山梨方面へ出発する。
途中、コンビニが見えてきた。
俺は車を止め、明日香さんに千円札を渡した。
俺「あすか~~ちょっと旅支度してきて。頼む」
明日香「うん、まかせて!」
そう言って、彼女は車を降りた。
今日は休みだからと、少しおしゃれしたハイヒールを履いていた。
コンビニまでの短い距離なのに、少し歩きづらそうにしているのが見える。
俺は車の中でナビを設定しながら、彼女が戻ってくるのを待った。
山梨の清泉寮方面にルートを入れておく。
しばらくすると、明日香さんが戻ってきた。
両手いっぱいに袋を抱えていて、嬉しそうに笑っている。
明日香「ただいま~。冷たいジュース、たけのこの里、キットカット、コンソメパンチ、それから新作のデザートも買ってきたよ!!」
俺「お、いいね。ありがとう!えらいえらい」頭をなでながら
明日香「えへへ~~(*´σー`)エヘヘ」
彼女は助手席に座り、袋を膝の上に置いた。
ハイヒールで少し歩きにくそうだったのに、ちゃんと色々選んできてくれた。
冷たいジュースの感触が、袋越しに伝わってくる。
俺はエンジンをかけ、山梨へ向けて車を出した。
助手席の明日香さんが、買ってきたお菓子を嬉しそうに眺めている。
そんな様子を横目で見ながら、俺はゆっくりとアクセルを踏んだ。
中央自動車道を走り、大月近くで富士山が見える
中央自動車道を走っていると、大月に近づいてきた。
窓の外を見ると、遠くに富士山の姿が見え始める。
明日香「あっ……富士山!!」
テンションが一気に上がる。
助手席で体を乗り出すようにして、窓に顔を近づけた。
俺「あすかさん、写真撮っとこうか?」
明日香「うん!!撮る撮る!」
嬉しそうに笑う彼女の顔を見て、俺は次のPAで車を止めた。
休憩も兼ねて、駐車場に停める。
明日香さんはすぐに車を降りて、スマホを構えた。
でも、ちょうど雲がかかっていて、富士山がはっきり写らない。
明日香「……うまく撮れない」
少ししゅんとした顔をする。
ハイヒールのまま、スマホをいじりながら残念そうにしていた。
俺「ここからもっと良い撮影スポットがあるから」
明日香「え、ほんと?」
俺「うん。俺に任せて」
そう言うと、彼女の表情が少し明るくなった。
PAで軽く休憩したあと、俺たちはまた車に戻る。
次のスポットへ向けて、俺はゆっくりとアクセルを踏んだ。
助手席の明日香さんが、まだ窓の外の富士山を気にしながら、期待した目でこちらを見ている。
手を握ったまま3時間話し続け、ソフトクリーム屋さんに到着する
中央自動車道を降りてからも、車は山梨の方へ向かって走り続けていた。
助手席の明日香さんは、ずっと俺の手を握っている。
指を絡ませるようにして、離さない。
そのまま、約3時間。
彼女は今までつらかったことや、昔の話をず~っと話し続けた。
明日香「子供の頃は、こんなお仕事してみたいって思ってたの」
明日香「あの友達がいてね~~」
明日香「好きな人が出来たのに、友達が付き合い始めちゃって、落ち込んじゃったこともあったんだよ」
すごく楽しそうに話している。
時々笑いながら、時々少し寂しそうに目を細めながら、でも全体的に明るい声で。
俺はハンドルを握りながら、彼女の話に相槌を打ち、手を握り返した。
明日香「……みーくんってすごく話しやすい~って言うかごめんね、私ばっかり話しちゃって苦笑」
おれ「なにいってんの~~明日香の事がもっと知りたいからさ~~~」
明日香「うれしい~~~笑笑」
小さくそう言いながら、また俺の手をぎゅっと握る。
窓の外の景色が少しずつ変わっていく中で、彼女の声だけが車内に優しく響いていた。
やがて、目的のソフトクリーム屋さんに到着した。
清泉寮の近く。車を止めると、明日香さんは嬉しそうに窓の外を覗き込んだ。
明日香「着いた~! ソフトクリーム、楽しみ!」
俺は彼女の手をまだ握ったまま、小さく笑った。
長いドライブのあいだ、ずっと手を握って話を聞いていた時間が、なんだかとても心地よかった。
清泉寮でソフトクリームと富士山の写真撮影
清泉寮に着き、ジャケットを羽織らせ、ソフトクリームを半分こする
清泉寮に着くと、少し風が冷たくなっていた。
明日香さんが寒そうに肩をすくめているのを見て、俺は自分のジャケットを脱いで彼女の肩にかけた。
明日香「……みーくんの匂いがする」
小さく鼻をくんくんさせながら、そう言う。
ジャケットをぎゅっと自分の体に寄せて、少し嬉しそうにしていた。
俺「クサかったらたまらんな~~」
明日香「たまらんねーでもミー君のにおい好き~~笑」
笑ってそう返しながら、彼女はジャケットの袖に手を通した。
少し大きめのジャケットが、彼女の体にふわっとかぶさっている。
そのまま、ソフトクリームを二つ買いに行った。
出てきたソフトクリームはすごく柔らかくて、すぐに溶けそうな感じ。
明日香さんは美味しそうにハムハムと食べ始めた。
そのあと、足湯があったので一緒に入ることにした。
靴を脱いで足を浸けながら、ソフトクリームを食べていると——。
明日香「あっ……!」
彼女の手が滑って、持っていたソフトクリームが床に落ちてしまった。
落ちたソフトクリームを見て、明日香さんはすごいシュンとした顔をした。
明日香「……ごめん」
俺「じゃあ。俺のと半分こしよう!!」
明日香「やったーみーくんの彼女みたい笑」
そのままほっぺにチューされちゃった笑
おれ「あすかったらかわええな~~」
そう言って、自分のソフトクリームを彼女に差し出す。
明日香さんは少し申し訳なさそうにしながらも、俺のソフトクリームを一口食べた。
明日香「……美味しい」
まだ少しシュンとしているけれど、口元は少し緩んでいる。
ジャケットを羽織ったまま、足湯に浸かりながら、半分こしたソフトクリームを交互に食べる。
そんな時間が、なんだかとても穏やかで温かかった。
富士山と甲斐駒ヶ岳をバックに記念撮影し、ショップでキーホルダーを買う
足湯を上がると、ちょうど雲が切れて、富士山と甲斐駒ヶ岳が綺麗に見えた。
俺たちは近くの展望スポットで一緒に記念撮影をした。
明日香「めっちゃテンション上がる~~!!」
嬉しそうに笑いながら、何度もスマホを構える。
俺のジャケットを羽織ったまま、富士山をバックにピースをしたり、俺の腕に絡みついたりして写真を撮った。
そのあと、近くのショップに寄った。
おみやげショップで、牛のぬいぐるみが置いてあるのを見て、明日香さんが笑った。
明日香「この牛さん、みーくんみたい。ほらこのね、なんか今日の朝寝坊してたみーくんにそっくりじゃない?」

確かに、少し眠そうな顔をした牛のぬいぐるみ。
俺も思わず笑ってしまう。
店内には背中にハンバーガーが乗ったようなディスプレイもあって、そこでハンバーガーも購入した。
さらに、一緒にキーホルダーを二つ買うことにした。
明日香さんは自分の分と俺の分を選び、携帯のストラップにくっつける。
俺のスマホにも、彼女が選んだキーホルダーを付けてくれた。
明日香「このキーホルダー、私だと思って。持っててね」
少し照れながら、そう言って俺の手にキーホルダーを握らせる。
俺は小さく笑って、それをしっかりポケットに入れた。
明日香「……ちゃんと持っててよ?」
俺「うん。持ってる」※この時の上目遣いの目がかわいいんよ~~笑
富士山が見える場所で記念撮影をして、ショップでキーホルダーを交換する。
そんな時間が、なんだかとても特別に感じられた。
お腹を満たしたあと、富士吉田へ向かうことにする
そろそろ帰ろうか、と俺が提案して富士吉田へ向かう
ハンバーガーとソフトクリームを食べ終えて、お腹が満たされた頃。
清泉寮の駐車場で車に戻ると、俺はエンジンをかける前に明日香さんの方を向いた。
俺「じゃあ、そろそろ帰ろっか」
明日香「うん」
彼女はまだ俺のジャケットを羽織ったまま、小さく頷いた。
俺はナビをいじりながら、少し考えてから言った。
俺「帰りはルートを変えて、富士吉田市の方に行ってみない? もっと近くで富士山見てみない?」
明日香「近くで?」
俺「うん。そこの吉田うどんがすごく美味しいらしいんだ。それに紅葉もきれいなんだ!」
明日香さんは少し驚いたように目を丸くしたあと、嬉しそうに笑った。
明日香「吉田うどんも紅葉も見に行ってみたい!!」
俺は小さく笑って、ナビに富士吉田方面のルートを設定した。
片道でだいたい1時間半くらいかかるみたいだったけれど、紅葉も綺麗だという情報も出てきて、明日香さんが画面を覗き込んでいる。
明日香「紅葉も綺麗なんだ」
俺「行ってみるか」
彼女が嬉しそうに頷くのを見て、俺はゆっくりと車を出した。
お腹を満たしたあと、もっと近くで富士山を見て、美味しい吉田うどんも食べよう。
そんな提案を俺がして、助手席の明日香さんが期待した顔で窓の外を見ている。
富士山の傍に到着し、大きすぎる富士山に驚く
富士吉田市の方へ向かって走り続け、だいたい1時間半ほどで富士山の傍に到着した。
時計を見ると、ちょうど13時頃。
車を止めて外に出ると、目の前にどーんと大きな富士山がそびえ立っていた。
明日香「めちゃくちゃ富士山でかい!!」
驚いたように目を見開いて、口をぽかんと開ける。
俺のジャケットを羽織ったまま、体を少し後ろに反らせて見上げていた。
明日香「こ、こんなに大きいんだ~~。みーくんと、どっちのほうが大きいかな?笑」
俺「そんなの富士山に決まってるでしょ~~笑」
思わず笑って返すと、彼女もクスクスと笑い出した。
俺「いっぱい吉田うどん食べて、富士山より大きくなってね笑」
明日香「えー、食べ過ぎたらどうしよう」
冗談を交えながら話すのが、なんだかとても楽しい。
大きな富士山をバックに、彼女が嬉しそうに笑っている顔を見ていると、こちらまで自然と笑みがこぼれた。
明日香「本当にでかいね……写真撮りたい」
俺「撮ろうか」
13時頃に到着した富士山の傍で、冗談を言い合いながら笑う。
そんな時間が、なんだかとても心地よかった。
吉田うどんを食べて、紅葉スポットを散歩する
富士山の傍で少し写真を撮ったあと、吉田うどんのお店に入った。
冷やしうどんにかき揚げをのっけたものと、温かいうどんを一緒に注文する。
明日香さんが少し寒そうにしていたので、温かい方を彼女に勧めた。
明日香「ありがとう。ちょっと冷えてきてたかも」
届いてきたうどんは、思っていたよりも量が多かった。
彼女は半分ほど食べて、少し残してしまう。
明日香「……お、おなかいっぱい」
俺「いいよ。俺が全部食べる」
そう言って、残ったうどんを引き寄せると、明日香さんが笑った。
明日香「頑張れー。いっぱい食べて、富士山より大きくなってね」と、無理なおねだり笑
冗談を言いながら、彼女は俺が食べるのを見守っている。
俺は残さず全部平らげた。
食べ終えるとお店を出て、紅葉スポットを携帯で調べながら実際に行ってみることにした。
すると、めちゃくちゃ綺麗な場所を発見したので、二人でお散歩してみる。
この時期だからなのか、出店もいっぱい出ていた。
明日香さんはすごく楽しそうに、写真をいっぱいいっぱい撮っている。
明日香「きれい……! これ、めっちゃいい感じ」
歩きながら、吉田うどんのお土産が売っているのを見つけて、それを購入した。
袋を持って、俺たちはゆっくりと車の方へ戻る。
明日香「今日、すごく楽しかった」
俺「また来ようか」
彼女が嬉しそうに頷くのを見て、俺は小さく笑った。
吉田うどんを食べて、紅葉を散歩して、お土産を買う。
そんな一日が、なんだかとても充実していた。



